室内で遊べる親子の体遊び、運動遊びを集めました。幼児から小学生低学年ぐらいの子どもと、お父さんやお母さんが体を使って遊びます。
親子で体を動かして遊ぶときは怪我をしないように、部屋の物を片付けて広くしたり、布団やマットの上で遊ぶといいです。
タッチ遊び
お互いの手と手をタッチする遊びです。
上手くいった時のハイタッチ。 挨拶の片手でタッチ。
タッチもいろいろありますが遊びとしての「タッチあそび」です。
手の平と手の平を合わせることにより「パチッ」と音がなって気分が上がります。
シンプルで楽しい遊びになります。
親は手の平を出します。
子は手の平を合わせるようにタッチをします。
タッチする瞬間に「タッチ!」と言います。
ハイタッチ・・・親は両手を出して子がハイタッチをします。
両手を下に出すとロータッチになります。
上タッチ・・・親は高い位置に手を出して子が上タッチをします。
だんだん高くしてジャンプタッチをします。
下タッチ・・・親は低い位置に手を出して子がタッチをします。
股の下タッチ・・・親は股の下から手を出して子がタッチをします。
コツとポイント
タッチのバリエーションに変化を付けて楽しみましょう。
・片手でタッチ、両手でタッチ。
・上タッチと下タッチを繰り返す。
・リズム良く、テンポ良くタッチ。
・グルっと一回転してタッチ。
・右手、左手、右手、左手を繰り返しタッチ。
・相手と両手タッチ、自分の手と手でタッチを繰り返す。
・子どもが出した手に大人がタッチ。
正しい遊び方はありません。楽しんで遊んで下さい。
ペンギンの親子
親ペンギンの足の上に、子ペンギンの足を乗せて歩く遊びです。
親子で向かい合って手を繋ぎます。
子は親の足の甲に乗ります。
ペンギンの親子の真似をして、親はゆっくりと後ろへ歩きます。
お部屋の中を親子でよちよちと歩きます。
その場で左右に揺れながら歌を歌ってもいいです。
「ペンギンさんだよ~タタタタタタ~」 (音程上がる)
「ペンギンさんだよ~タタタタタタ~」 (音程下がる)
と、くり返し歌いながら親子で足を交互に上げます。
「タタタタタタ~」の時は、足を早く動かします。
グーパージャンプ
グーパージャンプ閉じたり開いたりする親の足を子がジャンプして飛び越える遊びです。ぐーぱーじゃんぷ。
親は足を伸ばして座ります。
子は親と向かい合わせに立って両手を繋ぎます。
親は「グー、パー」と言いながら足を閉じたり開いたりします。
子はタイミングに合せて、親の足をジャンプしてよけます。
これを繰り返して遊びます。
コツとポイント
慣れてきたらグーパーのタイミングを早くして遊びます。
膝エレベーター
親の膝の上に乗せた子を、エレベーターのように上げたり下げたりする遊びです。
向かい合って座ります。
子を親の膝の上に座らせます。
「2階にあがりま~す」と言って、膝を少し折り曲げて止めます。
座っている子の高さが少し上がります。
「3階にあがりま~す」と言って、さらに膝を曲げて止めます。子の高さがさらに上がります。
エレベーターが下がる時は、膝を伸ばします。
エレベーターを上げたり、下げたりして遊びます。
コツとポイント
親は「何階に行きますか?」と聞いて、子が答えた階にエレベーターを上げたり下げたりして遊んでもいいです。
自転車漕ぎ
お互いの足の裏をくっつけたまま、自転車を漕ぐようにリズムに合わせて足を動かす遊びです。
親子で横になって両足の裏を合せます。
足の裏が離れないように付けたまま「1、2、1、2」と言って、リズムを合わせながら交互に足を動かします。
だんだん早く足を動かします。
コツとポイント
足と足が離れてしまったら「タイヤのパンク」です。
「パンクしちゃった〜」と言って始めからやり直します。
ギッタンバッコン シーソー
親子で向かい合って手をつなぎ、体を前後に傾けてシーソーのように遊びます。ぎったんばっこん、ギッコンバッタン、シーソー。
親子で膝を立てて向かい合って座ります。
両手を繋いで、両足の裏をくっ付けます。
「ギッタン、バッコン」と言いながら、体を前後に傾けます。
繰り返し傾けてシーソーのように遊びます。
トンネル&ジャンプ
親の体で作ったトンネルを子がくぐり抜けたり、飛び越えて遊びます。
親は腕立て伏せの状態で、お尻を少し持ち上げてトンネルを作ります。
子はハイハイしてトンネルをくぐり抜けます。
子がトンネルをくぐり抜けたら、親は体を下げてうつ伏せになります。
子は親の体をジャンプして飛び越して元の位置に戻ります。
子が飽きるまで繰り返して遊びます。
コツとポイント
・子がジャンプ出来ないときは、親の体をよじ登って乗り越えます。
・親も子も遊びながらかなりの運動量になります。
振り子時計
子の脇の下に手を入れて持ち上げて、振り子時計のように左右に揺らす遊びです。
親は子の脇の下に手を入れます。
子の体を持ち上げて立ちます。
「チクタク、チクタク、ボーンボーン」と言いながら、振り子のように子の体を左右に揺らします。
「ボーン、ボーン」の時は大きく揺らします。
お風呂
親の腕の輪をお風呂に見立てた、お風呂ごっこ遊びです。おふろ、温泉ごっこ。
親はしゃがんで手で輪を作ります。
この輪がお風呂のフチです。
親は「このお風呂のフチは熱いので触らないように入ろう」と言います。
子はフチに触らないように「そお~っと」お風呂の中に入ります。
お風呂のお湯に肩まで浸かって「10」まで数えます。
お風呂のフチに触れないようにお風呂から出ます。
コツとポイント
・お風呂のフチに体が触れたら「火傷」とし、子の負けというゲームにしてもいいです。
・「親は熱くないですか〜?」「湯加減はいかがですか〜?」と聞いてもいいです。
ロケット発射
ロケットが飛び立つように子の体を持ち上げる遊びです。たかいたかい遊び、ロケットごっこ。
親はは子どもの後ろに立ちます。
親は子の脇の下に手を入れます。
カウントダウンの開始。
「3・・・2・・・1・・・はっしゃ!」で子の体を持ち上げます。
コツとポイント
・勢いあまって天井に子の頭をぶつけないようにして下さい。
・子どもを放り投げてはいけません。
観覧車
子の太ももを持って観覧車のようにゆっくりゆっくりと回す遊びです。腕の力がいります。
子の後ろに回ります。
ふとももに親の手を入れて座らせます。
「観覧車の中では立たないでください」とアナウンスします。
「それでは観覧車が回ります」とアナウンスします。
子の体を持ち上げて観覧者のようにゆっくりと回します。
上まで来たら「只今頂上付近です。景色はどうですか?」と話しかけます。
ぐるっと一周したら「まもなく終点です、係りの指示があるまで座ってお待ちください」と言います。
下まで来たら「ご乗車ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」と言って終わりにします。
ゴーカート
親のヒザの上に子が座って車の運転ごっこ遊びです。
親は あぐらをかいて座ります。
子は親の あぐらをかいた足の上に座ります。
「おぼん」など丸いものを持ってハンドルの代わりにします。
親は「シートベルトをおしめ下さい」と言って、子のお腹に手を回して支えます。
ゴーカートのスタートです。
親ゴーカートになりきって、エンジン音や、タイヤがきしむ音をマネします。
車が揺れたり傾いたりします。
子がハンドルを右に切ったら、親は体を右に傾けます。
子がハンドルを左に切ったら、親は体を左に傾けます。
砂利道を走って「ガタガタ」したり。
大きな石を踏んで「ガタン」としたり。
水たまりに入って「バシャッ」としたり。
坂道を登ったり下る時には、体を前後に傾けて遊びます。
ボート漕ぎ
ラップの芯を船のオールに見立てて手漕ぎボートごっこをする遊びです。
ラップの芯を用意します。
ラップの芯がない場合は新聞紙を棒状に丸めます。
親は足を前に伸ばして座ります。
子は親の膝の上に座ります。
親子で一緒にラップの芯を握ります。
ラップの芯を前後に動かします。
手の動きに合わせて親は体を前後に傾けます。
手漕ぎボートを漕いでいるのを想像して遊びます。
「いち、に、いち、に」や「ギーコ、ギーコ」や「よいしょ、よいしょ」などと、声をかけながら動かします。
コツとポイント
・お互い向き合って座り、ボート漕ぎを遊んでもいいです。
・カヤックやカヌーのマネをしてもいいです。
・カヌーが傾いた時には体も横に傾けます。
・大波が来たり、激流を下る時には体を揺らして遊びます。
山登り
親の背中を山に見立てて子が山をよじ登る遊びです。やまのぼり。
親は正座して両手を前につきます。
子は親の背中を山登りするようによじ登っていきます。
親の肩の上まで登ったら山の頂上です。
バランスをとって手を放したり、「ヤッホー」と声を出してもいいです。
コツとポイント
・山頂を楽しんだら下山します。
・山から落ちて滑落しないように注意しましょう。
膝飛行機
仰向けに寝そべった親の膝の上に子を乗せて揺らして遊びます。びゅんびゅん飛行機、ひざヒコウキ。
親は仰向けになって横に寝ます。
子は親のスネの上に腹ばいになって乗ります。
親は膝を上げ下げします。
コツとポイント
・小さな子と遊ぶときは両手を持って遊びます。
・腹筋が鍛えられて、お腹の引き締めに効果があるかも?
ブンブン宇宙船
仰向けに寝た親の足の裏に子を乗せて持ち上げ動かして遊びます。ぶんぶんうちゅうせん、ヘリコプター、飛行機。
親は横になり子の両手を握ります。
子のお腹に足の裏を付けます。
手を引きながら上に持ち上げます。
「ブ〜ンブ〜ン」と言いながら、ゆっくりと子の体を前後に動かして遊びます。
鉄棒
親の腕を鉄棒代わりにして登ったりぶら下がって遊びます。
親は腕を横にして力を入れて固くします。
長袖の場合は腕をまくってもいいです。
子は親の腕にぶら下がります。
膝をついて遊んでもいいです。
子は体に足をかけてよじ登ります。
親の腕に乗って鉄棒のように遊びます。
ジャングルジム
親の体をジャングルジムに見立てて子がよじ登る遊びです。お父さんジャングルジム。
親は子を抱っこしてから体につかまらせます。
子は親の腕につかまり太ももに両足をかけます。
親はガッツポーズをして、足を広めに開いて腰落とします。
遊び終わるまでそのままの姿勢を維持します。
子は親の体にしがみついて落ちないように移動します。
ジャングルジムに見立てた親の体をぐるりと一回りします。
コツとポイント
「下に落ちたらワニに食べられる」と言って、ワニがいることを想像しながら遊んでもいいです。
お馬さんパカパカ
馬になった親の背中に子がまたがって前に進みます。おうまさんぱかぱか。
親は四つ這いになりなります。
子は親の背中にまたがって乗ります。
親は「お馬さんパカパカ、お馬さんパカパカ」と言いながら馬になって前に進みます。
お猿の親子
親猿のお腹にくっ付いた子猿が、落っこちないようにしがみ付く遊びです。
親子で向かい合って、親は子を膝の上に乗せます。
子は親の首に腕を回し、腹回りに足を回してしがみ付きます。
そのままの状態で親は体を前に倒して、ハイハイして歩きます。
子は落ちないようにしっかりとしがみ付きます。
お猿の親子のマネをして遊びます。
コツとポイント
・子猿が落ちそうなときは、親猿が片手で小猿の背中を支えながら歩きます。
・お猿に飽きたら「コアラの親子」に変えて遊んでもいいです。
足ひっぱり逆立ち
親が子の両足をゆっくりと引き上げて逆さにする遊びです。
親は仰向けに寝かせた子の両足首を持ちます。
「持ち上げるよ」と声をかけます。
子の両足をゆっくりと上げて逆さにします。
子は床に手を付けます。
床に付ける程度で親が子の体重を支えます。
子の体をゆっくりと下ろして仰向けに寝かします。
コツとポイント
・小さい子は逆立ちをする力がありません。手を離したり、激しく揺さぶったりはしない。
・子どもが嫌がるときは遊ぶのをやめます。
メリーゴーランド
子の脇の下を持ちメリーゴーランドのようにクルクルと回る遊びです。
親は子どもの後ろにまわり脇の下に手を入れます。
子どもを持ち上げます。
親は「メリーゴーランドが回ります」と言って、その場で横回転します。
体勢を低くしたり、高くしたりしながら回ります。
メロディを口ずさんだり、歌を歌ってメリーゴーランドの雰囲気を出します。
「まもなくメリーゴーランドが止まります」と言って、ゆっくりと止まります。
子を下ろして「またのお越しをお待ちしています」と言って終わりにします。
コツとポイント
・目が回って子と一緒に転倒しないようにゆっくりと回ります。
・プロレスの技ではないので早く回したりしない。
ジェットコースター
ジェットコースターになった親に子を乗せて部屋の中を回ります。
子の太ももからお尻の下辺りを親の手に乗せて座らせます。
両腕で子の体を挟んで支えます。
子の背中と親のお腹を付けて体を安定させます。
ジェットコースターをスタートさせます。
「ガタガタガタ」と言いながら振動させます。
坂を登るように体を傾けながら進みます。
「ビュー」と言いながら坂を下り降りるようにしてしゃがんで前に進みます。
ジェットコースターのコースを想像して、子どもの体を左右に体を傾けたり、上げたり、下げたりして部屋の中を進みます。
最後は「ガタガタガタ・・・」と言って、スタート地点に戻りゆっくりと止まります。
「ご乗車ありがとうございました」と言って終わりにします。
コツとポイント
・走ると子と一緒に転んでしまうので歩くようにします。
・子が喜ぶからといって親は調子に乗りすぎないようにします。
・喜んでいるように見えて、本当は怖いと思う子もいます。ジェットコースターの1周目は簡単なコースにして遊び、子の様子を見ながら徐々に激しいコースにするといいです。
ひっくり返しゲーム
うつ伏せに寝た親をみんなでひっくり返す遊びです。
親は両手両足を広げてうつ伏せになります。
子達はうつ伏せの親をひっくり返して仰向けにします。
親はひっくり返されないように、手足を伸ばしてひたすら耐えます。
コツとポイント
・くすぐったり、笑わせたり、他の親に協力してもらっても良いです。
・制限時間を30秒とか60秒と決めて遊んでも良いです。
ダウンロード資料
親子の体を使った運動遊びをまとめたポスターを作りました。印刷して掲示したり、配布するなど、自由にお使い下さい(おやこ遊びまとめ1 PDF、おやこ遊びまとめ2 PDF)。
似たような遊び
体を使った親子遊びとして「動物歩き」や「親子のふれあい遊び」もおすすめです。
コメント
こんなあそびがあるんだと新発見の連続でした。早速やってみます。ありがとうございました。