新聞紙やチラシは形を変えやすい素材として、幼児の遊びに適しています。新聞紙を破ったり、クシャクシャにしたり、折って飛行機にしたり、棒状にして剣にしたり、丸めてボールにしたりと、いろいろなものに変化させて遊ぶことが出来ます。2歳児、3歳児、4歳児ぐらいの幼児が楽しめる遊びです。
新聞紙を破る遊び
新聞紙を手で「破る」「裂く」「千切る」遊びです。紙が破れる音や感触を楽しみます。最後は雪遊びへ発展します。
古新聞を用意します。
遊びやすいように、部屋の物を片付けて、広いスペースをつくります。
子どもが破りたいように、好きなだけ、好きな形に新聞紙を破きます。
普段はあまり出来ないけれど、新聞遊びの時には、お部屋を思いっきり散らかして遊びます。
紙が破れる音にちゅうもくします。
ビリッ!
ビリビリ!
ビリビリー!
シャー!
チー!
パン!
破り方や、破くスピードによって「音」や手から伝わる「感触」が違います。
新聞紙をさく遊び
新聞紙を指先で掴んで細長く裂きます。
新聞紙は縦方向に裂きやすいです。
裂くことが難しいようでしたら、新聞紙に少し切れ目を入れて、片方を子どもに持たせます。
もう片方を親が引っ張ると、新聞紙が縦に裂けます。
細長く裂いた紙を集めて「ホウキ」や「腰ミノ」などを作る材料にしてもいいです。
新聞紙をちぎる遊び
指先を使って自分の思った形に新聞紙を千切ります。
好きなように新聞紙を千切り、その形を見て「◯◯みたいに見える!」と想像して遊んでもいいです。
ある形に千切って「何に見えるでしょうかクイズ」をして遊んでもいいです。
親がお手本の形を千切って、子が同じように千切ってみてもいいです。
千切った紙を高い所から落とすと面白いです。
クルクルと回ったり、ヒラヒラと舞って落ちます。
紙の形や大きさよって、落ちてくる動きが違うことに気づきます。
新聞紙の雪遊び
破ったり、裂いたり、千切った新聞紙を集めます。
両手で持って頭の上に投げます。
雪が降ったように、紙がヒラヒラと舞い落ちてきます。
破った紙が沢山ある方が楽しいです。
みんなでいっぱい破くといいです。
囲いを作って「新聞紙プール」にしてもいいです。
新聞紙チョップ
新聞紙を体の一部を当てたり、叩いて破ります。空手の瓦割りをマネした遊びです。
小さめに破った新聞紙か、チラシを一枚用意します。
親は新聞紙をピンと張って持ちます。
子は手を上から振り下げて、新聞紙をチョップして破きます。
新聞紙が「パン!」といって弾けるように破けます。
新聞紙キック
親は新聞紙をピンと張って持ちます。
子は新聞紙の中心をめがけてキックをして破きます。
新聞紙パンチ
親は新聞紙をピンと張って持ちます。
子は手をグーにします。
新聞紙の中心をめがけてパンチをして破きます。
新聞紙に体で当たって破る
新聞紙を一枚用意します。
親は両側から新聞紙を広げて持ちます。
新聞紙をピンと張ります。
子は新聞紙に体をぶつけて破ります。
初めはゆっくり歩いていき、体でぶつかって破きます。
慣れてきたら、走ってぶつかって破きます。
【新聞紙パンチのコツとポイント】
紙には破れやすい方向があります。
新聞紙が破れにくい時は、予め破れやすい方向に、少し切れ目を入れておくといいです。
チラシを使って遊んでもいいです。
新聞紙やチラシなど、紙の側面は手などを切りやすいので注意しましょう。
気を飛ばして新聞紙を破る
「気」を飛ばして新聞紙をやぶく方法です。
「私ほどの達人になると、手を当てずに、気合いだけで新聞紙を破ることが出来るぞ!」と言います。
「はっ!」と言い、手の平を前に出して、新聞紙にめがけて「気」を飛ばします。
新聞紙を持っている人が、自分の力で新聞紙を破きます。
タイミング良く破けると、目には見えない気で新聞紙が破けたように見えます。
気を飛ばす人と、新聞紙を持つ人が協力したおふざけです。
新聞紙チャンバラ
新聞紙で作った刀でチャンバラごっこをして遊びます。
新聞紙の剣の作り方
新聞紙を一日分用意します。
棒状に丸めます。
広がらないように、セロハンテープやクラフトテープで止めます。
作った剣で「チャンバラごっこ」や「戦いごっこ」をして遊びます。
「ごっこ遊び」なのでルールはありません。
即興のストーリーを考えたり、役になりきって遊びます。
新聞紙で兜を作っても良いです。
勝ち負けのあるゲームとして遊ぶ場合は「膝下を切られたら負け」「顔を狙ってはいけない」などのルールで遊んでも良いです。
大人数で遊ぶ場合は、「斬られたらその場に座る」というルールにしても良いです。
新聞紙の棒を使った遊び
お父さんバスケットボールの遊び方
親は両手を前に出して輪をつくり、バスケットボールのゴールになります。子は新聞紙で作ったボールを投げて輪の中に入れる遊びです。
用意するもの・・・新聞紙、OPPテープ。
適当な枚数の新聞紙をクシャクシャに丸めたものを新聞紙で包んでバスケットボールを作ります。
ボールの大きさは子どもが扱いやすい大きさに調整します。
ボールにOPPテープを巻いて、ボールが崩れないようにします。
親は両手を前に出して輪を作ります。
この輪をバスケットボールのゴール(的)とします。
子はボールを投げてバスケットゴールに入れます。
初めは膝をついてバスケットゴールを低くします。
簡単にボールが入るようでしたら、立ってゴールの位置を高くしてもいいです。
まだボールを投げられない幼児と遊ぶときは、ゴールの位置を低く下げてダンクシュートにしてもいいです。
近くからボールを投げて入ったら1点、遠くからボールを投げて入ったら3点(3ポイントシュート)というゲームにしてみる。
新聞紙のボールサッカー
新聞紙のボールを使って、サッカーやPK合戦をしたり、キャッチボールやドッヂボールをして遊んでみてもいいです。
新聞紙のボールは柔らかく、当たっても痛くなので幼児でも扱いやすいです。
新聞紙の玉入れ
ビニール傘を逆さまにして玉入れのカゴにします。新聞紙を丸めて作った玉を使って玉入れをして遊びます。
新聞紙の輪のケンケンパ
新聞紙をねじってテープで止めて輪を作ります。床に並べた輪をケンケンパで進むゲームです。
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