子どもが風邪気味のときや、どうしても外に出られないとき、動いたり体を動かして遊べません。
そのようなときに、お家の中で静かに遊べる幼児の室内遊びを集めました。
洋服かくれんぼ
ようふくかくれんぼ 洋服の中に隠れた人形を探す遊びです。洋服と人形を使って「かくれんぼ」をして遊びます。病院の待合室や電車の中など、小さな子どもが騒いではいけない場所で、静かに遊ぶときにいいです。人形かくれんぼう、ぬいぐるみかくれんぼ。
小さな人形か、ぬいぐるみを用意します。
子どもに向こう側を向いてもらうか、目を閉じてもらい「10」まで数えます。
親は、人形を自分の洋服の中や、カバンの中、お尻の下などに隠します。
子どもは「10」まで数えたら「もういいかい?」と聞きます。
親は「もういいよ」と言います。
子は目を開けて、隠れた人形を探して遊びます。
人形がないときは紙に人の絵や動物の絵を描いて、かくれんぼをしてもいいです。
つもりかくれんぼ
つもりかくれんぼ 実際には体を動かさずに、隠れたつもりになって遊ぶ、想像かくれんぼです。小さい子どもには想像することが難しいこともあります。
隠れる子どもを「子」と呼びます。
子を捜す親を「鬼」と呼びます。
鬼も子も、その場を動いてはいけません。想像しながら遊びます。
子は、自分の体がピーナッツ豆ぐらいに小さくなったと想像します。
鬼は目を閉じて「10」まで数えます。
子は、植木鉢の裏や、ソファーの下など、小さくなった自分が隠れる場所を目で探して、隠れたつもりになります。
鬼は10まで数えたら「もういいかい?」と聞きます。
子は、隠れていなければ「まあだだよ」と言います。
隠れていたら「もういいよ」と言います。
鬼は、子が隠れていそうな所を聞いて、当たりだったら鬼の勝ちです。
小さな子どもには、具体的に小指の先を見せて「これぐらいに小さくなったんだよ」と言ってもいいです。
顔に見えるものを探す遊び
顔に見えるものを探す遊び 顔に見えるものを探して見つける遊びです。
ネジや画鋲、トイレのタイル、コンセントの穴、カーテンの模様など、配置によって「人の顔」に見える事があります。
「あっこれ、顔のように見える!」というものを、子どもと一緒に探す遊びです。
「みーつけた!」とかくれんぼ風に遊んでもいいです。
大人と子どもでは視点の高さが違います。
大人では見つけられないような所に隠れている顔を、子どもが見つけるかも知れません。
「この子は笑っているね」とか、「眠たそうだね」と、表情がある事について話してもいいです。
見つけた子に「〇〇ちゃん」「〇〇くん」と名前を付けて遊んでもいいです。
横に見たり、逆さまに見たりと、角度によって顔に見える事があります。
同じ物を見ても「顔に見える」と言う人もいれば「えー見えない」と言う人もいます。
スマホや、デジタルカメラで写真に撮り、顔を集めて遊んでもいいです。
動物に見えるものを探してもいいです。
お外でお散歩をしながら探してもいいです。
身近な物にシールを貼ったり、マジックで点を描いたりして、顔を作って遊んでも良いです(擬人化)。
トイレで見つけた顔があったら「トイレにいる〇〇くんに会いに行こう!」と行ってトイレに誘う事も出来ます。
点が3つあると顔のように見える事があります。
「シミュラクラ現象」や「パレイドリア効果」と言います。
この現象を利用した遊びです。
カレンダーを繋げて大きな紙に絵を描く
カレンダーを繋げて大きな紙に絵を描く カレンダーを繋げて大きなキャンバスをつくり、絵を描いて遊びます。
用意するもの・・・使い終わったカレンダーを4枚分取っておきます。
絵を描くキャンバスを作ります。
4枚のカレンダーをガムテープで貼って繋ぎ合せます。
大きなキャンバスが出来上がりました。
親子で一緒に好きな絵を描いて遊びます。
真ん中に道を1本描きます。
みんなで動物を作ることにしました。
子どもたちは大きな紙に、絵が描けることを喜びます。
マジック、サインペン、クレヨン、色鉛筆など、いろいろ画材を使っていいです。
月が替わって破ったカレンダーも、使い方によっては遊びの素材になります。
もっといっぱいカレンダーを繋げて、さらに大きい紙にしてみてもいいです。
小麦粉粘土の作り方
小麦粉粘土の作り方 お家にある材料を使って簡単に作れるカラフルな粘土です。雨の日や外に遊びに行けない時に遊んでもいいです。
小麦粉をボールに入れます。
塩を少々加えると防腐効果があります。
水を少しずつ加えながら、練っていきます。
サラダ油を少し入れると、くずれにくくなります。
いくつか千切って分けます。
絵の具を少し加えて、色むらがなくなるまでよく練ります。
カラフルな粘土ができました。
遊び終わったら、ビニール袋に入れて冷蔵庫にしまっておくと、乾燥しないので次の日も遊べます。一週間程で、カビが生えたり、腐り始めます。
用意するもの
小麦粉、カップ、ボール、塩、サラダ油、絵の具(もしくは食紅)。
食紅はスーパーなどに売っています。赤色、青色、黄色の三色を買えば、混ぜる事でいろんな色を作れます。
コツとポイント
小さい子どもが遊ぶ場合は、絵の具の代わりに「食紅」を使うと、粘土を口に入れた時にも安心です。
結露のキャンパス
結露のキャンパス 雲った窓ガラスに絵を描く遊びです。けつろのきゃんぱす、曇り窓にお絵かき。
冬の朝など、外気温との差で窓ガラスには結露がつきます。
結露のついたガラスに、指を使ってお絵かきをしてみましょう。
グーを作って小指の付け根のあたりをペッタン。
指先で、ちょんちょんちょん…。足跡スタンプ。
「誰かの歩いた跡があるぞ!」とおどけてみましょう。
最後は、みんな泣いちゃった・・・。
朝のパン劇場
朝のパン劇場 朝の食卓でパンを使った劇遊びです。朝、子どもの機嫌が悪いときに遊んでもいいです。
登場人物の紹介です。クリームたっぷりクリームパンちゃん。
指でパンを目や口の形にちぎります。黒糖パンくん。
いつも腹ペコ レーズンパンのサメ君。
物語をつくって遊ぶ
パン劇場のはじまりはじまり~。
クリームパンちゃんと黒糖パンくんは、早起きしたので朝の散歩に出掛けました。トコトコトコ。
と、そこへ お腹をすかしたサメがやって来ました。早く逃げて~。
逃げ遅れたクリームパンちゃん、頭をかじられてしまいました…。
お・し・ま・い。
パンを3箇所小さくちぎると顔みたいに見えます。
何に見える〜?と聞いて配役を決めたら、ストーリーなんかない即興劇の始まり。
食べ物で遊ぶのは、お行儀が悪いなんて言わないでね。
朝の時間がない時にやっていると、遅刻しますので注意してください。
パクパクさん
パクパクさん 手に目玉を描いて指の間を口に見立てパクパクする遊びです。描くものさえあれば、どこでも出来ます。
ボールペンかマジックで、手に顔を書きます。
親指を動かせば口をパクパクして見えます。
何でも食べちゃう、パクパクさんの出来上がり。
物を食べさせたり、おしゃべりして遊びます。
ホットケーキに絵を描く
ホットケーキに絵を描く おやつの時にホットケーキに絵を描いて遊びます。ホットケーキアート。
ホットケーキミックスと卵と牛乳を混ぜて、ホットケーキの素を作ります。
ビニール袋(ホットケーキミックスの入っていた袋で良い)に混ぜたホットケーキの素を入れて、ビニールの角をハサミで切り、1㎜ぐらいの穴を開けます。
ホットプレートを温めて、絞り出すように絵を描きます。
焦げ目が付くぐらい焼きます。
ホットケーキの素を絵の上にかけます。
ホットケーキの表面に泡がプスプス出てきたら、ちょっと早めにひっくり返します。
反対側は、しっかり焼いてニコちゃんホットケーキの出来上がり。
コツとポイント
最初に描いた絵を、焦げ目の色が付くまで焼くのがポイントです。
絵の付いているホットケーキの面を長い時間焼くと、描いた絵がわかりづらくなります。
おまけ。余ったホットケーキの素をいろんな形に出して焼いて見ましょう。
カリカリと歯ごたえがあって、クッキーのようなお菓子が出来ます。
しぼり出す方のホットケーキミックスに、ココアパウダーを混ぜると、焦げ目を付けなくても色がはっきり付きます。
バナナに絵を描く バナナアート
バナナに絵を描く バナナアート バナナの皮に爪楊枝を刺すと色が変わります。バナナを変色させて絵を描きます。
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