ドングリを使った「ひねりコマ」の作り方を紹介します。蒸したどんぐりに楊枝を刺して、指先でひねると回ります。団栗の独楽、ドングリゴマ、捻りごま。
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用意するもの
豆キリ、つまようじ、どんぐり。
どんぐりは先が尖ったものの方が回しやすいです。
回したときにバランスが崩れない形の良いものを選びます。
写真のどんぐりは「クヌギ」と「マテバシイ」です。
豆キリは普通のキリより小さい穴を開けることが出来ます。
どんぐりの中に虫がいるのかを確認する方法
拾ってきたどんぐりの中には虫がいることがあります。
どんぐりに小さな穴があるときは中に虫がいることがあります。
どんぐりを水の中に入れると浮くどんぐりがあります。
虫が中身を食べていて空洞になっているので水に浮きます。
まだ中に虫がいるかもしれません。
大きな穴が開いてるどんぐりは虫が出て行った後かもしれません。
どんぐりから出てくるうじみたいな虫は、ゾウムシの幼虫です。
どんぐりを蒸して柔らかくする
どんぐりを工作する前に5分~10分蒸し器で蒸すと、中にいる虫を退治できます。
蒸すと紅茶のようないい香りがします。
どんぐりが柔らかくなるのでキリで穴を開けやすくなります。
どんぐりのコマの作り方
どんぐりの硬い方の真ん中に豆キリを使って穴を開けます。
あまり力を入れて回すと勢い余ってキリが手に刺さります。
少し力を入れるぐらいで押して、時間をかけて「ぐるぐると回す」ことで穴を開けます。
どんぐりに穴が開きました。
開いた穴に「つまようじ」を刺します。
つまようじが長すぎるので「1.5㎝」ぐらい残してハサミで切ります。
つまようじが固くて切るのが難しい場合は、切りたい部分をハサミで挟んで切り込みをつけた後に、切り込みの部分を曲げるとパキンと折れます。
「ニッパー」を使って切ってもいいです。
ポスカなどの「顔料インクのペン」を使って色を塗ります。
油性ペンより顔料ペンの方が色がつきやすいです。
色を塗るとコマを回した時にきれいです。
どんぐりのコマの完成です。
ドングリコマを回す
人差し指と親指でつまようじをつまんでひねってコマを回します。
コマが上手く回らない時は、つまようじの「長さ」や「角度」を変えて調整します。
・つまようじが長すぎるとバランス良くコマが回りません。
・つまようじが短すぎるとつまみが小さくて回しづらいです。
・つまようじの芯がまっすぐ刺さっていないとバランスよく回りません。
つまようじを引き抜き、新しいつまようじを刺してもいいです。
ニスを塗る
コマを回しているうちにペンの塗装がはがれてきます。
そのようなときは「ニス」を塗っておくといいです。
ただしニスを塗ると乾くまで時間がかかるのですぐには遊べません。
ニスを塗ると見た目がツルツル、ピカピカしてきれいです。
ニスを乾かすときは、洗濯ばさみでコマの持ち手を挟んでおくといいです。
追記:ニスは筆で塗ると色がにじむことがます。
ようじの部分を指でつまんで液にドボンと漬ける方法があります。
ドボンと漬ける方法も色がにじむことがあります。
100円ショップなどで売っている「スプレー式のニス」を軽く吹いて、薄いニス膜を作ります。
乾かしてからもう一度スプレーニスをしたり、液体のニスを塗ると色がにじまずにニスを塗ることが出来ます。
コツとポイント
アベマキ、クヌギなどの丸いどんぐりは殻が柔らかいので工作に向いています。
街路樹に植えられているマテバシイは、形がコマに向いていますが、殻が硬いので少し扱いづらいです。
蒸したどんぐりは置いておくと乾燥して殻が固くなります。
水を入れたコップにどんぐりを入れておくと、どんぐりの殻が柔らかくなって加工しやすくなります。
工作する前に、どんぐりを布やティッシュペーパーなどで拭くと、表面に付いた汚れが落ちて色を塗りやすくなります。
コメント
頼もうかな。
やっぱり、蒸さなきゃ、ダメなの?めんどくさいな❗️
すごいですね。
ありがとう!これでつくれます
着色するのがいいですね。やってみます。
3歳の息子がどんぐりをたくさん拾ってくるので一緒に作ってみようと思います(*^_^*)
すごく作りやすかったです〜
うまくできました