な
手を使わずに足の動きでじゃんけんをする遊びです。あしジャンケン。
足ジャンケンの遊び方
「グー」は足を閉じます。
「チョキ」は前後に足を開きます。
「パー」は左右に足を開きます。
それでは、足じゃんけんをやってみましょう~。
「さいしょはグー!」の掛け声で、足を閉じて「グー」にします。
「じゃんけん」と言って、その場でジャンプをします。
着地するときに「ポイ!」と言いながら、「グー」「チョキ」「パー」のどれかを出します。
パーとチョキでチョキの勝ちです。
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コメント
戦時中、大阪外語(外大)に通っていたころ、下宿の2階の窓から何げなく路地を見下ろしていると、よく女の子が「足ジャンケン」をやっていたのを思い出します。
女の子が二人向き合って、両足を横に開いたり閉じたり、前後に広げたりして遊んでいる。
「ベテ、ミキ、クロさん」「クロ、ミキ、ベテさん」「ベテ、ベテ、ミキさん」と言う風にいろいろ組み替えた掛け声が聞こえてくる。
そのころの女の子の遊びのひとつで「ミッキー・ベティ・クーロ」と言うのだそうだ。
ミッキーはチョキ(はさみ)、クロはグー(石)、ベティがパー(紙)である。
足を前後にするとミッキー(つまり、はさみ)、横に広げるとベッテ(ぱー)、足を閉じるとクーロ(グー)だった。
相手のかけ声につられて、ほかの足の形をするとその子の負けになる。
戦前のアメリカ漫画のキャラクターだったミッキーとベティは分かるが、クロは何なのか良くわからない、一説では当時の日本の人気漫画の「のらくろ」から採ったものだと言うが。。
夕やみ迫る大都会の路地の片隅で、いつまでも「ミキ、ベテ、クロさん」「ベティ、ベティ、ミキさん」という可愛い掛け声が響いてくると、若者の胸の底には、そぞろに大都会の哀愁がこみ上げてきたものである。
あれからすでに70年、あの狭い路地裏で遊んでいた女の子たちはどこへ行ったのだろうか。
戦時中の空襲で、あたり一面焼けてしまったと、風の便りに聞いたのだが。。。