本将棋のルールが分からなくても遊べる。将棋のコマを使った子どもの遊びを6種類集めました。将棋倒し、お金将棋、周り将棋、はさみ将棋、将棋倒しなどのルールと遊び方です。
将棋崩し
山になった将棋の駒を人差し指で音が鳴らないように取る遊びです。カタッと音が鳴ったら次の子と交代します。
動画で動くところをご覧下さい。
将棋の駒を箱に入れます。
将棋盤の上へ、駒が落ちないように、勢いよく箱を裏返します。
箱をゆっくりと持ち上げます。
じゃんけんをして駒を取る順番を決めます。
ゲームスタート。
じゃんけんに勝った人から始めます。
人差し指だけを使って、駒を滑らすように動かします。
将棋盤の外に駒を落とすと、その駒がもらえます。
続けて駒を取ることが出来ます。
2つ以上の駒を同時にとってもいいです。
駒を動かしている時に「カチッ」という音がなったら、手を止めて次の人と交代します。
まわりの人は音が鳴らないかを、耳をすませて聞いています。
順番に繰り返して遊びます。
駒を多く取った人が勝ちです。
自分が取った駒を使って、次に紹介する「お金将棋」を遊ぶことが出来ます。
お金将棋
将棋の駒をお金の代わりにして遊びます。四枚の金将を振って出た金額を相手からもらう遊びです。ガッチャン将棋。
お金将棋は2人以上で遊びます。
将棋崩しをして持ち駒を分けます。
もしくは、参加者が同じ金額になるように駒を分けます。
お金将棋の駒の金額
駒によって金額が決まっています。
歩兵 1円
香車 5円
桂馬 10円
銀将 30円
角行 50円
飛車 80円
王将 100円
お金将棋の遊び方
手持ちの駒の中から金将を出します。
ジャンケンをして勝った人から始めます。
右回りの順番で金将を振ります。
四枚の金将を手の中で振ってかき混ぜます。
将棋盤の上に4枚の金将を振り落とします。
出た駒の合計金額を全員から貰います。
お金将棋の振った駒の金額
表が1枚出たら1円。
裏が出たら0円。
横に立ったら5円。
縦に立ったら10円。
全部表になったら50円。
全部裏になったら100円 。
逆さまに立ったら1000円。
駒が将棋盤から落ちたら「しょんべん」と言います。
何ももらえずに次の人に順番が移ります。
駒が重なった場合は「くそ」と言います。
出た合計金額は次に駒を振る人がもらうことが出来ます。
↑上の写真の場合。立った駒が1枚で10円、表の駒が2枚で2円、裏が0枚で0円、合計12円を全員からもらいます。
お金をもらったら、時計回りで次の人に順番が移ります。
同じように「駒を振って→お金を受け取る→次の人」を繰り返して遊びます。
お金将棋の勝敗の決め方
払えるお金がなくなった場合は、持っているお金を全部相手に渡してゲームから抜けます。
残った人だけでゲームを続けます。
最後まで残った人が優勝です。
コツとポイント
駒の数が足りない時は、紙とペンを使って、自分達で駒(お金)の代わりになる物を作ってもいいです。
駒の金額や遊び方は地域によって違います。あなたの知っているローカルルールがありましたら、コメント欄で教えてください。
回り将棋
サイコロの代わりに駒を振って、出た目の数だけ、将棋盤の外周を回るスゴロクに似た将棋遊びです。金ころがし、まわりしょうぎ。
2人から4人で遊べます。
各自、自分のコーナー(角)を決めて「歩兵」を置きます。
将棋盤の外周を左回りに進みます。
4枚の金将をサイコロの代わりに使います。
ジャンケンをして勝った人から始めます。
将棋盤の上に4枚の金将を振り落とします。
出た駒の合計歩数を、すごろくのように1マスずつ進みます。
周り将棋の振った駒の歩数
表が1枚出たら1歩。
裏が出たら0歩。
横に立ったら5歩。
縦に立ったら10歩。
全部表になったら20歩。
全部裏になったら50歩。
逆さまに立ったら100歩。
駒が将棋盤から落ちたら「しょんべん」と言います。
1歩も進めずに次の人に順番が移ります。
駒が重なった場合は「くそ」と言います。
出た合計歩数を戻ります。
↑上の写真の場合。横に立った駒が1枚で5歩、表の駒が2枚で2歩、裏が0枚で0歩、合計7歩進みます。
駒を進めたら、右回りで次の人に順番が移ります。
同じように「駒を振って→進む→次の人」を繰り返して遊びます。
周り将棋の駒の位の上がり方
将棋盤を一周して自分のコーナーを通り過ぎると位(くらい)が一つ上がります。
位が上がった時に、1つ上の位の駒と交換します。
「歩兵」から始まり「王将」の位を目指します。
歩兵→香車→桂馬→銀将→角行→飛車→王将の順に位が上がっていきます。
周り将棋のサブルール1「お休み」
自分より格上の駒に追い越された時は「お休み」になります。
お休み中の駒は外周より1マス内側に入ります。
自分の番が来ても駒を振ることは出来ません。
自分より格上の駒がその横を通り過ぎるとゲームに復活出来ます。
自分の番が来たら金将を振ることが出来ます。
対角線のマスに誰かの駒が止まった時にも、押し出されて復活することが出来ます。
お休みの中に格上の駒が横に止まると、さらに内側に押し込まれます。
コーナーのマスにいる時に追い越された場合は、内側のマス入らず、お休みにもなりません。
周り将棋のサブルール2「おんぶ」
他の人の駒と同じマスに止まった場合は、駒を重ねて「おんぶ」されます。
下の駒が移動したり、位が上がった場合は、上の駒も同じように移動したり、位が上がります。
自分の番が来たら金将を振って、おんぶから降りて進みます。
周り将棋のサブルール3「戦争」
対角線上で駒が並んだ場合は「戦争」になります。
外周を回るのを一時中断し、向かい合って1対1の勝負をします。
ジャンケンをして先行と後攻を決めます。
金将を振って出た数を相手側に向かって進みます。
相手側まで行って折り返し、先に戻って来た方の勝ちです。
負けた方の駒はお休みします。
周り将棋のサブルール4「ワープ」
各コーナーにピタリと止まった場合は、次のコーナーまで一気に進むことが出来ます。
周り将棋の勝敗の決め方
「王将」になった駒が一周して、自分のコーナーまで戻って来るとゴールになります。
一番早く王将になってゴールした人の勝ちです。
ローカルルール
王将が格下の駒を追い越した場合に、格下の駒は死ぬ(負け)という遊び方もあります。駒が死んだ人はゲームから抜けます。王将が全部の駒を殺した場合も、ゲームが終了となります。
遊び方やルールは地域によって違います。あなたの知っているローカルルールがありましたら、コメント欄で教えてください。
コツとポイント
駒の数が足りない時は、自分達で駒の代わりになる物を作ったり、他の駒を裏返して代用するといいです。
はさみ将棋
相手の駒を自分の駒と駒で挟むと、取ることが出来る将棋遊びです。2人で対戦します。
2人で遊ぶゲームです。
自分に近い一列に駒を9枚並べます。
相手も同じように並べます。
駒は「縦と横」のマスに、何マスでも進めます。
斜めには進めません。
はさみ将棋の遊び方
ジャンケンをして先行と後攻を決めます。
先行の人は自分の好きな駒を一つ動かします。
駒から指を離したら、後攻の人の番になります。
後攻の人も自分の好きな駒を一つだけ動かします。
先行と後攻を交互に繰り返して駒を動かしていきます。
相手の駒を自分の駒で鋏むと、相手の駒を取ることが出来ます。
はさみ将棋の駒の取り方
相手の駒の両側から自分の駒で挟むと、駒を取ることが出来ます。
相手の駒を動けなくすると、取ることが出来ます。
相手の駒を両側から、2つ以上鋏んで、まとめて取ることも出来ます。
はさみ将棋の勝敗の決め方
先に相手の駒を7枚取った人の勝ちです。
将棋倒し
将棋の駒を立てて並べます。ドミノ倒しのように倒して遊びます。ドミノ将棋。ドミノ倒し。
動画で動くところをご覧下さい。
将棋の駒を立てて、列になるように並べます。
端の駒を指で押して倒します。
倒れた駒が次の駒を倒し、次々と駒が倒れていきます。
最後まで倒れた時の嬉しさと、連続で駒が倒れた時の、音の響きが気持ちいい遊びです。
かさね将棋
順番に将棋の駒を1枚ずつ重ねていきます。重ねた駒が倒れて崩れたら負けになる遊びです。乗せ将棋。積み将棋。将棋タワー。ぐらぐら将棋。
将棋の駒を1つ置きます。
ジャンケンをして順番を決めます。
ジャンケンに勝った人から、置いてある駒の上に、駒を1つ重ねたら右隣の人に交代します。
どんどん駒を積み重ねていきます。
自分の番の時に、重ねた駒が倒れたら負けになります。
将棋の駒を使った遊びを紹介しました。
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