どんぐり人形の作り方

どんぐりと木の枝を材料にして動物の人形を作ります。基本的な人形の作り方を知れば、ネズミ、ゾウ、犬、熊、カンガルー、ライオンなど、いろいろな動物のドングリ人形を作ることが出来ます。

それぞれの動物の大きい写真は下の方にあります。

ドングリを使ったネズミの人形の作り方を紹介します。どんぐりクラフト、ドングリアート、団栗人形。

どんぐり人形の作り方

工作に使う道具です。つまようじ、ニッパー、ボンド、カッター、豆キリ、三ツ目キリです。

豆キリ以外は100円ショップで手に入ります。

まず、材料となるドングリや、木の枝を拾ってきます。

水で洗ってから、蒸し器で5～10分蒸します。蒸すとドングリが柔らかくなって、工作しやすいです。

またドングリの中にいる虫も退治できます。

ネズミを作る材料として、手足に使う小枝（直径2～3mm）と、頭と体に使うマテバシイのドングリを2個、小さいドングリ（これもたぶんマテバシイ）を2個、マテバシイの帽子（殻斗かくと）を2個、楊枝が1本。

全部、公園で拾ったものです。同じ種類のドングリも場所によって大きさが違います。

枝は折らずに、落ちている物を拾いましょう。

体の部分を作ります。豆キリを使って、手と足の穴を開けます。

マテバシイの殻はかなり固いですが、蒸し器で蒸してあれば簡単に穴が開くはずです。

首の部分付け根に穴を開けるために、ニッパーを使いとんがっている部分を切ります。

切った所に豆キリで穴を開けます。

穴が小さいので、三ツ目キリを使って穴を大きくします。

体の正面の穴が開きました。同じようにして反対側のオシリ部分にシッポ用の穴も開けます。

続いて手足とシッポを作ります。ニッパーを使って枝を切ります。

手の長さが1.3cm、足の長さが2.0cm、写真には写っていませんが、シッポの長さが2.0cmぐらいで整えます。

手の先になる部分は、枝のコブがくるように切るといいです。

カッターを使い、鉛筆を削る要領で、ドングリにつなぐ部分を削っておきます。

削っておいた方が、後でドングリに付けやすいです。

手の部分は片方だけ、足の部分は両端を削ります。

写真には写っていませんが、シッポの先もとがらせておきます。

頭の部分の作り方です。耳になる殻斗（かくと）を付ける穴を開けます。まずは、豆キリで穴を開けます。

三ツ目キリを使って、穴を広げます。

続いて、カッターを使って穴をさらに広げます。

半月のような形に削ります。

殻斗をはめてみて形を整えます。

耳の反対側辺りに、首の部分の穴を豆キリを使って開けます。

足先の小さなドングリにも穴を開けて、（開け方は省きます。）部品の加工は、終わりです。

組み立てていきます。首になる部分に楊枝を挿して、8mm程残してニッパーで切ります。

楊枝を斜めに切っておくと、頭を付けるときに、つなぎやすいです。

仮組み立てをしてみて、全体の雰囲気と手足などの角度を確かめておきます。

ボンドを使って接着します。仮組み立てした手足を引き抜いて、穴にボンドを少し多めに付けて、手足をねじ込みます。

溢れたボンドは透明になりますので、あまり気にしないでいいです。

耳をくっ付けます。

足先とシッポをくっ付けて、　乾くのを待ちます。

ボンドが乾いたら、頭を乗せて完成です。

頭はボンドで固定しても良いです。

お好みで顔料のペンを使って目を描いたり、ニスを塗っても良いです。

蒸したドングリは、百円ショップで買ったカゴに入れて乾燥させると、カビなどが生えません。

小さいドングリやマツボックリや枝などは、箱に分けておくと便利です。

ドングリで作った動物の人形を紹介します。

どんぐりのネズミの人形

耳は、マテバシイの殻斗を使っています。

どんぐりのゾウの人形

耳は、割れたクヌギの殻を使っています。

牙は、枝をカッター削ってとがらせました。

鼻で重い頭を支えています。

枝の周りの皮をちょっとだけ削って、茶色の部分を残してあります。

どんぐりのドングリのサルの人形

クヌギの横に縦に穴を開け、マテバシイの殻斗をくっ付けました。

シッポにマテバシイの赤ちゃんを付けて、両足とシッポの3点でバランスを取っています。

マテバシイは2年かかってドングリの実になります。

早い段階で枝ごと落ちた物には、来年ドングリになるはずだった、丸い形のドングリのツボミが付いています。

どんぐりのカンガルーの人形

耳と足にコナラを使っています。シッポは枝を削った物。バランス良く立たせるのに、苦労しました。お気に入りの作品です。

どんぐりのクマの人形

耳にはマテバシイの赤ちゃんを使っています。

どんぐりのダックスフンドの人形

コナラを使って垂れ耳にしてみました。

耳と頭のつなぎ目には楊枝をさしてボンドでくっ付けてあります。

前足を長めに、足の間を広くしてあるので、重い頭でも前に倒れません。

どんぐりのライオンの人形

タテガミはアベマキの殻斗を使いました。

後ろ足を斜めにすることによって、重心が後ろになりバランスを取っています。

どんぐりのリスの人形

首の所とシッポのつなぎ目には爪楊枝が入っています。